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D16. 北海道の熱水性金・銀・水銀鉱床(砂金鉱床を除く)
< 北海道の熱水性金・銀・水銀鉱床分布図(砂金鉱床を除く)>
赤が金・銀鉱床で灰色が水銀鉱床。大鉱床は大きなマ−クで示されています。
| 説明 |
北海道の金・銀鉱床は: (1)白亜紀の花こう岩類に関係してできた鉱脈〜鉱染鉱床 (2)新第三紀の火成活動に関係してできた鉱脈鉱床 (3)第四紀の砂金鉱床 の3種類に分類できます。 このうち(3)についてはD14.北海道の砂金産地 に説明されています。 (1)の鉱床は通称「老脈型」ともいわれ、 規模は小さいのですが金粒のサイズが大きいのが特徴で、 このために砂金の源としては重要です。 しかし、産出金量では(2)の新第三紀の鉱脈が最も重要です。 統計によると北海道からの金の総産出量は146トンですが、 このうち132トンが新第三紀の鉱脈鉱床からのものです。 残りの14トンのほとんどは、第三紀の銅・鉛・亜鉛・マンガン鉱床からの副産物です。 実は(1)と(3)については採掘の歴史が長い上に、 個々の鉱床の操業実態がほとんど記録に残されていないため、 産金量の正確な統計がありません。 しかしそれらの規模から見て、両者を合わせても産金量は数トン程度と思われますから、 北海道からの産金総量はおよそ150トンと考えてよいでしょう。 これは、1gが千円とすれば150,000,000,000円に相当します。 上の図には水銀鉱床の分布も示してあります。 地質的には石狩平野の西(西南北海道)は東北日本弧の北端部で、 東は千島弧の西端部であるため、鉱床の分布などにも違いが見られます。 この図では水銀鉱床の分布に違いが明瞭にあらわれています。 石狩平野の西には水銀鉱床がほとんど無いのに対し、 東側では金鉱床の分布域とほぼ同じところに多数の水銀鉱床があり、 日本で最も水銀鉱床の多い地域となっています。 鴻ノ舞は菱刈・佐渡についで日本第三位の金産出量を誇り、 イトムカは日本最大の水銀鉱床として有名です。 |