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神戸・芦屋周辺地域における反射法深部構造探査 |
仙台市西部に分布する中部中新統旗立層の珪藻化石層序 |
資料・解説 モンゴルの地質と調査研究活動 |
第258回地質調査所研究発表会講演要旨(特集 オマ−ン・オフィオライトと海洋地殻) |
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神戸・芦屋周辺地域における反射法深部構造探査
横倉髏L(地殻物理部)・山口和雄(地殻物理部)・加野直巳(地殻物理部)・宮崎光旗(企画室)・井川 猛((株)地球科学総合研究所研究部)・太田陽一((株)地球科学総合研究所研究部)・川中 卓((株)地球科学総合研究所研究部)・阿部 進((株)地球科学総合研究所研究部)
1999
第50巻 第4号,245-267頁
12図,1付表
Keywords : 1995 Hyogo-ken Nanbu Earthquake, Kobe, Ashiya, seismic reflection method, Osaka-wan Fault, Wada-misaki Fault, Maya Fault, Koyo Fault, Ashiya Fault, deep structure, basement, vibrator, airgun, geophone, baycable
[ 要 旨 ]
1995年1月17日に明石海峡周辺で発生した兵庫県南部地震は近年まれに見る甚大な被害をもたらした.我々は当地域周辺の地下深部構造を解明するため,陸域・浅海域・海域にまたがる12の測線において,反射法地震探査を実施した.本論文ではこのうちの神戸市・芦屋市周辺の陸域・浅海域における4測線の探査結果について詳述する.使用した震源は,陸域では1-4台のバイブレータ(Y-2400),浅海域では2機のエアガンでである.使用した受振器は,陸域では25m間隔で240ch以上のジオフォン(固有周波数10Hz)を,また浅海域では25m間隔で最高96chのベイケーブルを使用した.標準発震間隔は陸域で50m,浅海域で25mである.共通中心点(CMP)間隔は12.5mとした.標準CMP重合数は48である.陸域−浅海域を接続するため,陸域発震に対してベイケーブルでも,また浅海域発震に対してジオフォンでも同時に観測した.
処理結果から以下のことが示された.(1)芦屋断層は低角の逆断層である. (2)芦屋川沿いの阪急神戸線−芦屋川河口間には幅の広い破砕帯が存在する.この破砕帯に数本の断層が認められる.この破砕帯の北端が甲陽断層の延長に相当する. (3)西宮撓曲は甲陽断層から派生した地表付近の小規模な低角逆断層に相当するものと考えられる.(4)JR神戸駅と大倉山の間に低角の逆断層が二つ認められる.これは会下山断層と対になり,大倉山周辺を隆起させている.この低角逆断層のひとつは“元町断層(仮称)”で,元町撓曲の位置に一致する. (5)大阪湾断層は神戸港の南方で和田岬断層・摩耶断層・“六甲アイランド断層(仮称)”に分岐する.(6)和田岬断層は和田岬南方約4kmの地点で大阪湾断層から分岐して神戸港内を北進し, やや東へ向きを変えながらポートターミナル周辺を通り, その主要部は生田川河口付近から更に北東へと続くと思われる. また生田川河口付近から分岐する断層も考えられ,これは北北東の五助橋断層方向へと続く可能性がある.(7)摩耶断層はポートアイランド南方約2kmの地点から北方へ分岐し,ポートアイランドの東端付近を通り,摩耶埠頭沖で東北東へ向きを変える.さらに六甲大橋周辺を通り,北東へと向きを変えて続く.(8)六甲アイランド断層はポートアイランド南東端沖で北方へ向きを変え,また六甲アイランド南西沖で再び北東へ向かい,六甲アイランドを横断している可能性がある.(9)上記の大阪湾断層の北方分岐は,六甲山塊の既存の断層群とおそらく連続しており,これらは神戸・芦屋市街地下の基盤のブロック境界となっている可能性がある. (10)「震災の帯」の下には,「震災の帯」に平行するような断層は存在していない.すなわち「震災の帯」の第一義的な原因は基盤構造によるある種の地震波の増幅によるものと考えられる.しかし「震災の帯」のなかには,北東−南西方向の断層あるいはある種の境界の影響が認められる.
仙台市西部に分布する中部中新統旗立層の珪藻化石層序
柳沢幸夫 (地質標本館)
1999
第50巻 第4号,269-277頁
4図,1表
Keywords : diatom, sedimantary rocks, biostratigraphy, biochronology, Hatatate Formation, Moniwa Formation, Sendai, Miyagi Prefecture, Japan, Neogene, Miocene
[ 要 旨 ]
仙台市南西部の茂庭の岩の沢に露出する中部中新統旗立層下部の珪藻化石層序の検討を行った.旗立層は,主として塊状の泥質細粒砂岩からなり,多くの凝灰岩薄層を挟む.本層下部の凝灰岩層Ht 10より上位は,Akiba (1986)のDenticulopsis praedimorpha帯(NPD 5B)に属する.また,本層下部には,Denticulopsis crassaの第1アクメ(D52.5)とD. praedimorpha var. praedimorphaの初産出(D53)の2つの珪藻生層準が見出された.旗立層では,放散虫のCyrtocapsella tetraperaの急減層準は,珪藻生層準D53の初産出層準の直下にあること,また,石灰質ナンノ化石のCyclicargolithus floridanusの終産出は,旗立層では珪藻生層準D52.5とD53の間にあり,珪藻および放散虫生層準との関係から,緯度方向の顕著な異時性を示すことが示唆された.旗立層最下部にある海緑石層では堆積速度が非常に小さかったと推定され,その推定堆積期間は約15Maから13Maである.
資料・解説
モンゴルの地質と調査研究活動
高橋裕平(モンゴル地質鉱物資源研究所プロジェクト(JICA " Institute of Geology and Mineral Resources" Project),現所属:北海道支所)
1999
第50巻 第4号,279-289頁
4図
Keywords : Mongol, geology, institute, granite, mineral
第258回地質調査所研究発表会講演要旨
(特集 オマ−ン・オフィオライトと海洋地殻)
