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地質図幅類

地質図幅の調査・編纂

1. 5万分の1地質図幅及び 特定地質図幅の調査
目的:
明治時代から始まった我が国の基本地質図の調査・作成計画は,20万分の1, 7.5万分の1と徐々に精度を上げ,1952年からは5万分の1地質図幅によって国土を カバーする目的で開始された.さらに,1979年度からは, 地震予知に関連した 行政・社会からの緊急要請に応えて,特定観測地域および観測強化地域の地質図を 重点的に作成する計画が加わる.全国8地域の特定図幅作成の優先度は(1)人口・ 産業集中地域,(2)活断層・活褶曲発達地域,(3)大都市周辺地域,(4)活構造の 予想される地域,(5)それらを補完し,地盤・地質構造上重要度の高い地域, である.
内容:
所内の指定研究として特定地質図幅を6-8地域,一般地質図幅を2-4地域の ペースで作成・出版中.特定図幅計画は現在第4次計画(H6-H12)を実施中. 平成7年度予算74,687千円(旅費:19,820千円).
成果:
平成7年3月現在,全国の67.6%(861図幅/1,274図幅)をカバー(7.5万分の1を 含む).特定図幅は予定地域の79.7%(218.5図幅/274.5図幅)を作成.
5万分の1地質図幅の作成状況
50万分の1区分 総数 1978年度末 1994年度末 完成率(%) 内7.5万分の1
(5万換算)
1 網走 64 59.0 62.0 96.9 7.0
2 釧路 72 70.0 73.0 100.0 15.0
3 旭川 54 50.0 52.0 96.3 0.0
4 札幌 93 80.0 92.0 98.9 14.0
5 青森 57 26.0 35.0 61.4 6.0
6 秋田 107 41.0 60.0 56.1 16.0
7 新潟 105 17.0 36.0 34.3 8.0
8 東京 110 50.0 61.0 55.5 34.5
9 八丈島 6 2.0 5.0 83.3 0.0
10 金沢 83 37.0 53.0 63.9 9.0
11 京都 108 57.0 87.0 80.6 36.0
12 岡山 81 37.0 48.0 59.3 18.0
13 高知 92 64.0 72.0 78.3 58.5
14 福岡 85 44.0 52.0 61.2 29.0
15 鹿児島 98 51.5 65.0 66.3 23.5
16 種子島 13 1.0 2.0 15.4 0.0
17 奄美大島 14 0.0 1.0 7.1 0.0
18 那覇 17 0.0 0.0 0.0 0.0
19 宮古島 11 3.0 5.0 45.5 0.0
20 小笠原 4 0.0 0.0 0.0 0.0
1274 689.5 861.0 67.6 274.5
北海道については,北海道開発庁,北海道立地下資源調査所及び 地質調査所の3者で分担.

特定地質図幅の出版状況
地震予知地域 総数 1978年度末 1994年度末 完成率(%) 内7.5万分の1
(5万換算)
特定観測地域 北海道東部 17 15.0 17.0 100.0 0.0
秋田県西部 24 16.0 24.0 100.0 6.0
宮城県東部 26 7.5 22.5 86.5 1.5
新潟県南西 34 9.0 23.0 67.6 4.0
長野県西部 20 9.0 17.0 85.0 0.0
名古屋・京都 61 10.0 40.0 65.6 3.0
島根県東部 17 5.0 12.0 70.6 0.0
伊予灘 75 43.5 63.0 84.0 27.0
小計 274 115.0 218.5 79.7 41.5
強化地域 南関東 44 25.0 30.5 69.3 21.0
東海 31 26.0 27.5 87.1 18.0
小計 75 51.0 57.5 76.7 39.0

過去15年の5万分の1地質図幅の調査・作成実績
年度 出版実績(区画数) 予算(千円) 担当者数と調査区画数
特定 強化 経常 研究費 旅費 特定 強化 経常
区画 区画 区画
1980(S55) 2 1 9 12 37,970 20,240 36 10 12 4 35 20
1981(S56) 6 1 4 11 50,872 22,938 40 11 8 3 34 17
1982(S57) 5 0 9 14 52,950 26,125 54 14 7 3 37 19
1983(S58) 9 2 4 15 61,790 23,962 53 16 4 2 32 18
1984(S59) 8 1 3 12 59,000 23,303 35 12 0 0 33 19
1985(S60) 10 0 3 13 60,095 23,699 39 14 7 2 28 18
1986(S61) 3 0 4 7 60,305 23,867 58 22 4 2 30 17
1987(S62) 8 0 2 10 62,327 24,486 47 19 2 1 31 17
1988(S63) 9 1 3 13 61,829 24,041 43 14 2 1 30 18
1989(H1) 5 0 4 9 66,377 24,542 49 16 2 1 28 16
1990(H2) 8 1 4 13 71,039 29,275 40 16 5 3 26 16
1991(H3) 6 0 2 8 71,539 29,496 46 18 5 3 26 17
1992(H4) 7 0 2 9 71,391 29,419 54 19 5 3 30 19
1993(H5) 8 0 3 11 77,144 28,455 54 14 5 3 30 17
1994(H6) 4 0 4 8 79,539 29,266 53 18 7 4 27 17
備考 実績:当該年度の出版図幅区画数(増刷は含まない.2区画にわたる場合は2)
予算:当該年度の調査研究・出版等に要した試験研究費・旅費
   (ただし,「特定」以外には出版等に要した共通経費を含まない)
担当者数:当該年度の調査研究に従事した担当研究者数
*1979(S54)より「特定地域図幅作成計画」が始まった.

2. 20万分の150万分の1100万分の1地質図幅の編纂

目的:
既存の地質情報を様々なスケールの地質図に編纂することによって,広域的な 地質情報を把握し,地球物理,地球化学データ,各種鉱物・エネルギー資源や 火山・活断層の分布などの応用地質学的データの分布の地質学的な意味を解釈する 基本図を作成することを目的とする.
内容:
20万分の1地質図幅は年間2-3枚のペースで出版している.少なくとも10年後には 全国の主要地域の大部分をカバーする見通し.
成果:
50万分の1地質図幅は全国をカバー.20万分の1地質図幅は全国123図幅の内 82図幅を出版(66.7%).1992年に100万分の1日本地質図(第3版)を14年ぶりに 改訂し出版した.また,1995年3月には同100万分の1地質図のCD-ROM版を出版した.

3. 海洋地質図の作成 −実績と予算・研究者数

年度 出版実績 予算(百万円) 研究者数
1/100万 1/20万 その他 研究費 傭船費
1974(S49) - - - - 25 219 17
1975(S50) - 2 - 2 30 244 18
1976(S51) 2 4 - 6 30 246 15
1977(S52) - 1 - 1 31 261 12
1978(S53) 1 2 - 3 31 266 16
1979(S54) 2 - - 2 37 275 15
1980(S55) 1 - - 1 35 282 18
1981(S56) 2 1 - 3 36 303 16
1982(S57) - 2 4 6 38 298 18
1983(S58) - 2 - 2 36 306 14
1984(S59) - 1 - 1 28 240 11
1985(S60) - 2 - 2 28 241 12
1986(S61) - 2 - 2 26 242 14
1987(S62) - - 2 2 29 239 12
1988(S63) - 3 - 3 26 231 13
1989(H1) - 2 - 2 24 234 15
1990(H2) - 1 - 1 19 119 12
1991(H3) - - - - 22 126 17
1992(H4) - 1 - 1 21 129 18
1993(H5) - 4 - 4 34 134 20
1994(H6) - 2 1 3 27 140 25
備考 1) 「その他」は海洋地質図シリーズの1/100万, 1/20万海底地質図・表層堆積図以外のもの.
2) 1974(S49)より白嶺丸 運航日数100日.1985(S59)より同左80日.1990(H2)より同左40日.

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